うぃずぽん wizpossum
ヤングケアラー調べ
2024年3月4日更新
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あらまし
うぃずぽんは、非営利型の一般社団法人「箱の中の箱」の事業屋号の一つで、小規模な講演や研究会の補助などを行っています。この名称には「知恵のある小さな活動の蓄積」という願いを込めています。
さて、日本ではヤングケアラーという言葉がメディアや行政資料の中で広く使われる言葉になり、様々な支援や取り組みが盛んに議論されています。また、うぃずぽんのスタッフの中にもヤングケアラーの当事者だった者や、現役の子育て世帯もいます。うぃずぽんの事業活動には、医療、介護、看護、福祉に携わる方が多く、ヤングケアラーがキーワードとして多くの場面で出てきます。この言葉を取りまく数多くの問題に思いを馳せますと、この言葉を掘り下げて、正しく知る必要があるという考えから、この調査を行う運びとなりました。
社会で行われる議論の一助となるように、そして、少しでも当事者のお役に立てるように願っております。最後に、このプロジェクトに関わってくださいました皆様に心から感謝を申し上げます。
うぃずぽんスタッフ一同
発生率 速報版
2023年5月 日本国内の実態調査から86件を対象としました
ヤングケアラーの発生率に対する国内調査動向 速報版
概要
日本国内のヤングケアラーの調査は歴史が浅く、全国各地の自治体や機関でヤングケアラーがどのように把握されているのか?については正式な資料がありませんでした。
そこで、私たちは日本国内で行われたヤングケアラーの実態調査を集めて、ヤングケアラーの発生率に対する国内調査動向を把握する目的で、2023年3月6日から3月30日にかけて「ヤングケアラー」「実態」「調査」および47都道府県名をキーワードにGoogleとGoogle Scalarで検索しました。そのうち、調査結果を閲覧できる86件を対象としました。
86件の調査は2010(平成22)年から2023(令和5)年に実施され、アンケート調査が80件、その他の調査方法が6件でした。ここまでの詳細を「速報版」として発表させていただきます。
公開資料
※86件すべてのレビューにはもうしばらく時間がかかります。
※集めた調査を「当事者が回答した調査」と、「自治体関係者、学校の教職員、支援団体の職員等が回答した調査」の二つに分類しながら、ヤングケアラーの判断基準と該当者の割合を検討する予定です。少々、お待ちください。
このウェブサイトの掲載内容の引用は、教育や研究目的でのご利用を前提としております。引用の際には出典を明記してください。不適切な利用を禁止します。また、内容の無断転載、印刷物への掲載、配布などは、著作権法により禁止されております。ご理解とご協力をお願い申し上げます。
定義
2023年4月 定義の検討結果を公表しました
ヤングケアラーの定義
概要
ヤングケアラーに関する政策や支援策は地方自治体レベルで進められているケースがあるものの、現時点では、厚生労働省の掲げる定義が一般的です。
そこで、まずは定義のバリエーションを調べ、整理することにしました。
2023年3月と4月にインターネット検索でヤングケアラーの定義に関する記述を集めました。8つのサイトの記述を検討した結果、「ヤングケアラーとは、大人が担うべきケアを日常的に行う子ども」という定義が一番使われていました。
なお、ヤングケアラーの担う「ケア」とは家事や家族の世話であり、「ヤング」とは、概ね18歳未満の若者のことを指しています。
報告書(全文)
<図表>
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運営 一般社団法人箱の中の箱
mail; wizpossum@gmail.com